第116章

私たち四兄妹の家は互いに近い距離にある。私の家で警報が鳴り響くやいなや、隣のボーニン兄さんがものすごい勢いで飛び出してきた。

「ベラ! 何事だ!?」

 アドとコールの護衛のもと、私も家の外へ出た。駆け寄ってきたボーニン兄さんを見ると、焦りのあまり片方のスリッパが脱げているのも構わずにいる。私は慌てて言った。

「寝室に誰か侵入したの。でも大丈夫、私には怪我もないし、怖くもなかったわ!」

 私よりも、ボーニン兄さんの方がよほど肝を冷やしたようだった。

 兄さんは私を強く抱きしめ、しばらくの間、離そうとしなかった。

 私は兄さんの裸足を見て、アドにスリッパを拾ってくるよう頼んだ。それか...

ログインして続きを読む