第143章

ジェラルド大師は、私とイシタを目を細めて見つめた。

「わしはマフィアの人間と関わるのは好かんが、君たちとは良い縁を結びたいと思ってな。医学のことで行き詰まったら、いつでも相談に乗ろう。君たちがこの道でさらに高みへと登っていくことを願っておるよ」

ジェラルド大師はやはり寄る年波には勝てないのか、激励の言葉をかけ終えると疲労の色を滲ませ、休むために部屋へと戻っていった。

宴会場には私に近づこうとする者たちが列をなしており、イシタは見事に無視されていた。

しかし彼女は腹を立てることもなく、ひっそりと立ち去ろうとしている。

ロジャーがその後を追う。その得意げな顔を見れば、ろくでもないことを...

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