第173章

フェリックスは眉をひそめた。

「これは不適切ではないか?」

 スティーブンが手を挙げる。

「私は賛成だ」

 ガンマ家とウォス家も同調する。

「同意する」

 フェリックスの眉間の皺がさらに深くなった。三大ファミリーが結託したというのか!

 スティーブンは単刀直入にルカに尋ねた。

「ミシェルの救援要請を承認すべきだと思うか?」

 ルカはすぐには答えず、僅かに首を傾げて私と長兄、そしてマルクス兄さんを見た。

 フェリックスが強くテーブルを叩く。

「ルカ! 我々が尋ねているのはお前だ、ソレリ家ではない!」

 ルカは平然と問い返す。

「何の違いがある?」

 私は少し身を乗り...

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