第98章

ジョニスの顔から、すっと笑みが引いていく。

「お断りだ……」

アキとアーサーは諸手を挙げて歓声を上げた。

「やったあ! 一緒に遊ぼうぜ!」

ルカは私に視線を向けたが、私が顔を上げるより早く目を逸らし、ジョニスに告げた。

「今期、ポリア・ショッピングモールの売上の五パーセントをお前に上乗せしてやろう」

ジョニスが鼻で笑う。

「俺は守銭奴だがな、受け取る金は選ぶ主義なんだ」

私は炎のように情熱的な双子の相手をするのに手一杯で、二人の会話に口を挟む暇もなかった。

「ベラ姉さん、すっごく会いたかったよ!」

「もうすぐ帰らなきゃいけないんだ。名残惜しいよ」

「姉さんがくれた新年の...

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