第3章

 荷造りをするため、私は別荘に戻った。

 だが、作業はほとんど進まなかった。寝室のドアが乱暴に開け放たれ、ニコが怒気を含んで飛び込んできたのだ。顎は強張り、目は充血している。その背後からソフィアがついてくる。顔は涙で濡れ、両手で携帯電話を握りしめていた。

「マラ、どうしてあんなものをダークウェブに投稿したの……」彼女の声が裏返る。「私も同じ目に遭っただなんて……モレッティ家の男たちに、あんな写真を……全部偽物よ、合成で作ったものなのに、どうして私にこんなひどいことをするの……」

 私は彼女を見つめ返した。「私が自分の身に起きたことを利用して、他人を陥れると本気で思っているの?」

 ニコが私たちの間に割って入った。

「たらい回しにされたのはお前だ。その屈辱がどんなものか、お前は嫌というほど知っているはずだ」彼の声は低く、抑制されていた。それが、怒鳴り声よりも恐ろしかった。「だからソフィアが無傷で切り抜けたのが許せないんだろう。道連れにして引きずり落としたかったんだ」

「携帯になんて触ってもいないわ。ましてやダークウェブなんて――」

「お前が腹に宿している赤ん坊も、俺は受け入れた。他の男の種だというのに、文句一つ言わずにだ」彼は私の手首を掴んだ。「言ってみろ、マラ。俺からこれ以上何を奪えば気が済む?」

 振りほどこうとしたが、締め付ける力は強まるばかりだった。

「お前が何年もかけて、親族の集まりのたびにソフィアをゴミ屑のように扱わなければ、こんなことをする必要はなかったんだ」彼はすでに私を引きずりながらドアへ向かっていた。「これは自業自得だ」

 階段を降り、裏廊下を抜ける。そして地下室へ――コンクリートの壁、鉄の扉、窓はない。そこはかつて、この一族が「静かに消えてもらう」必要のある人間を始末するために使っていた部屋だ。

 彼は私を中へ突き飛ばした。

「ここで自分のしたことを反省するんだな。認める気になったら出してやる」

「ニコ、電気は消さないで。お願い。私がダメだって知ってるでしょ――」

 鉄の扉が閉まる。明かりが消えた。

 完全なる闇。

 膝から力が抜けた。コンクリートの床に崩れ落ちると、冷気が脚へ、手へ、そして背骨へと走った。私は壁に背中を押し付け、膝を胸に抱え込んだ。

 息をして。ただ息をするのよ。

 だが、呼吸のたびに音が壁に反響して戻ってくる――あまりに大きく、あまりに近く。そして、あの時の記憶とあまりに似すぎていた。

 七歳の時だった。ギャングの抗争による銃撃戦がガス管を直撃し、建物の半分が崩落したのだ。父の背中がコンクリートの瓦礫を受け止めた。母の腕が私の頭をしっかりと守るように抱きしめていた。目が覚めた時、二人はもう冷たくなっていた。

 瓦礫の下に閉じ込められて三日。最後のほうには、二人からはもう両親の匂いがしなくなっていた。

 それ以来、闇がダメになった。閉所もダメだ。急に明かりが消えたりすれば、気絶するまで心臓が早鐘を打つ。

 数年後、ニコはまだ何者でもなかった。一族が存在しないものとして扱っていた、先代ボスの私生児に過ぎなかった頃だ。親族の集まりで、私が乗ったエレベーターが故障して止まった。私は床にうずくまり、呼吸もできないほど激しく震えていた。ニコはメンテナンス業者が到着するよりも早く、素手でドアをこじ開けたのだ。

 私を引っ張り出し、その胸に抱きしめた。そして、ただ一言、こう言った。「もう二度と暗闇を怖がらなくていい。これからは俺がいる」

 私は手のひらに爪を食い込ませ、数を数え始めた。一秒。二秒。三秒。千まで数えたら、もう一回千まで数えようと自分に言い聞かせる。七歳の時と同じだ。両親の遺体に挟まれながら、誰かが見つけてくれるのを待っていた時と同じことをしている。

 どれくらいの時間が経ったのか分からない。ふいにドアが開いた。

 ニコではない。女のシルエットだ。彼女は何も言わなかった。背後にいた二人の人物が、大きな物体を三つ運び込み、床に置くと、そのまま立ち去った。

 ドアが閉まる。再びの闇。

 私は手を伸ばした。指先が、冷たく滑らかな何かに触れる。肩だ。剥き出しの胸。そして腹部。

 男だ。等身大の、裸の男。

 その隣にもう一体。さらにもう一体。

 三体ある。私を取り囲むように。この暗闇の中で。

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