第251章 私たちを分かつのは死か?

【上村サラ 視点】

翌日、私たちは再び川沿いを車で進み続けた。もっとも、それを道と呼べればの話だが。

谷あいの村人に道を尋ね、ようやく現在地がダバン山に入ったところだと確信できた。この山を越えれば、川の対岸はもうスーダンの領土だ。

「このまま車でスーダンに入るの?」

私は緊張した面持ちで尋ねた。

「いや」春は首を横に振った。「まずは車で山に入り、今夜は山中で夜を明かす。その後、俺が状況を探ってくる。徒歩でスーダンに抜けられる隠し獣道を見つける必要があるんだ。スーダンは内戦中で、エチオピアとの国境は事実上封鎖されている。絶対に見つかるわけにはいかない」

私は軽く唇を舐め、それ以上は...

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