チャプター 157.

ケイデン視点。

今朝から、今日はタリアとテオの間で何か悪いことが起きる――そんな予感が、みんなの胸にまとわりついていた。

とくに、今日学校でタリアに付いていた護衛が二人だけだったせいもある。丸一日、何か起きるのを待ち構えていたのに、結局何も起きなかった。二人はこの一週間ずっとそうだったみたいに、日を追うごとに憎しみが増していくみたいな顔で、互いを睨み合っていた。

放課が近づいたころ、タリアがタイラーとアランと一緒に、終業前に少し早く校舎を出ていくのが見えた瞬間、胸の底が冷たくなった。悪いことが起きる。そう確信した。そして、彼らが俺たちに何も言わなかった理由も分かった。――俺たちの「本物の...

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