チャプター 176.

タリア視点

相手チームが、わりと早い段階から私の悪口を言い始めたのは耳に入っていた。振り返って味方を見れば、みんな怒りをむき出しにしているのが一目でわかった。

でも、ウォームアップに集中させたら落ち着いてくれた。なのに相手は相変わらず私をじろじろ見て、「脚を開かせてやりたい」だの下品なことを言い続ける。

世の中には、どうしようもない豚がいる。今日当たるこのチームは、どうやら全員がその手の豚らしい。

しばらくして、うちの主将のサンダーと相手の主将でコイントスが行われ、サンダーが勝って先攻になった。

サンダーがボールをケイデンへ蹴り出し、私たちは相手陣へと運んでいく。ケイデンがデクランに...

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