第二四十四章。

レオン視点。

ここにいる三人が、俺の小さな妹を傷つけた――そう思うだけで怒りが燃え上がる。

本当なら俺がこの手で叩き潰してやりたい。だが、これはタリアが必要としていることだ。休んで帰ってくれたら、と願わずにはいられないのに。

アスランの答えを待つあいだ、タリアは異様なほど集中していて、アスランは今まさにタリアを本気で恐れているのが見て取れた。

「二十三回……」アスランがどもりながら言った。タリアがナイフを放ると、それは彼の左腿に突き刺さり、アスランは痛みに叫び声を上げた。

「違う。もう一回だけ、チャンスをあげる」タリアは淡々と言い、次のナイフを投げる構えを取る。

「三十一回……」ア...

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