チャプター 35.

ケイデン視点。

タリアを病室に残して出てきてから、正直、胸が張り裂けそうだった。今週末は、友だちがうちに入り浸って、なんとか俺を元気づけようとしてくれている。

シアトルで出会った、信じられないくらい素敵な女の子のことも話した。本当なら予定どおり帰るはずだったのに、彼女がいたから、俺はあの街に長く残ったのだ、と。

週末じゅう、リーヴァイとエズラとカーターとカイが一緒にいてくれた。彼女は大丈夫だ、すぐまた会える、と繰り返し言って。

夕食の席でも、母さんも父さんもタリアのことを心配していた。

だから、学校のカフェテリアで――夢にまで見たあの子を見つけたとき、俺がどれだけ驚いたか、想像できる...

ログインして続きを読む