チャプター 52.

タリア視点

とはいえ、最終的に決めたドレスにはかなり満足している。ドレスが決まったんだから、もう買い物なんてうんざり……のはずだったのに、女性陣には別の予定があったらしい。

私はケイデンの腕の中でのんびりしていた。ある店に着くと、彼は椅子に腰を下ろし、私を膝の上に乗せた。店の中の女の子が何人もケイデンを見ているのが分かったけれど、本人はまるで気にも留めない。そのことが胸をきゅんとさせた。

女性陣は次から次へと店をはしごして、山ほど買い込んでいく。どうしてみんな、そんなに買い物が好きなんだろう。そもそも、あんなに服が必要なの?

選択肢が増えれば増えるほど、むしろ何を着るか決めにくくなるだ...

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