チャプター 9.

ケイデン視点

父さんが出ていったあと、ほどなくして看護師が二人入ってきた。ありがたいことに、今度の二人はさっきよりずっとまともだった。

二人はタリアに本当に優しくて、朝食の注文を聞き取り、「三十分くらいで戻りますね」と言って出ていった。

母さんは、タリアはシャワーを浴びて、今日一日用に別の服に着替えたほうがいいと勧めた。タリアはにこっと笑って、うなずいた。

母さんが服を何枚か手渡すと、タリアはバスルームへ向かった。

俺はまだタリアのベッドに横になったまま、俺たちとタリアを隔てているドアを見つめていた。

「ほんとにその子のこと、好きなのね。ケイデン?」母さんが笑いながら、ひそひそ声で...

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