第121章 債務に少し問題が生じた

冷泉高義はそれを確認すると、顔色がわずかに変わった。

ここまでひどいとは思っていなかった。正直、高橋裕也という男――やることが常人離れしている。

安藤美咲は淡く笑い、「大丈夫です。そこまで重くはありません。ただ、今夜はお風呂はやめておいたほうがいいです。濡らすと治りが遅くなりますから」と言った。

冷泉高義は救急箱から軟膏を取り出す。

「この薬、1日3回塗ってください。2、3日で治ります」

安藤美咲は受け取り、自分で患部に塗りはじめた。

冷泉高義はそのまま外へ出て、高橋裕也のデスクの前に立つ。

「高橋社長。傷は見ました。数日薬を塗れば治ります」

高橋裕也は視線を上げ、淡々と言っ...

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