第125章 彼が担当している

「二人とも、何してるの?」

 勇と光は顔を見合わせ、光がにこっと笑った。

「ママ、ただ遊んでるだけだよ」

 二人は慌てて身を引く。安藤美咲が身を乗り出して覗くと、二人ともアニメを見ているだけだった。

 それを確認して、ようやく胸を撫で下ろす。

「学費のお金、どこから出したの? それに鈴木澤が、あなたたちが株をやってるって言ってた。もう二度としないで。人は地に足つけて働くものよ。毎日一攫千金ばかり夢見ないの」

 勇が立ち上がり、美咲の手を取って小さなベッドへ座らせた。クローゼットで仕切った向こう側には絵里の寝床がある。三きょうだいは同じ部屋で暮らしているが、絵里には絵里だけの、ひっ...

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