第78章 高橋グループに入社する

安藤美咲は、くしゃっと顔をしかめた。いきなり減給なんて、ひどすぎる。

 ――いや。

 次の瞬間、ぱっと目を輝かせる。

「ボーナスって、毎月あるんですか?」

 高橋裕也は、期待に満ちたその表情を見て、思わず内心で苦笑した。ほんとにわかりやすい。金が絡むと、すぐ機嫌がよくなる。

 小さくうなずいて答える。

「もちろんだ。高橋グループは、賞罰も含めて全部きちんと制度化されてる」

 安藤美咲の胸の内は、一気に花が咲いたみたいに明るくなった。基本給60万だけじゃない。毎月のボーナスがあって、年末には賞与まである。

 ああ、もう。

 何があっても高橋グループにしがみついてやる。三人の子...

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