チャプター 286

恥ずかしさで頬が熱くなる。彼の言う通りだった。でも、少なくとも私たちの間に責任感のある方が一人いるとわかって、少し安心した。パッケージのアルミ箔が破れる音が聞こえ、私は視線を彼の硬く脈打つ昂りへと移した。

彼は手慣れた様子でコンドームを装着し、私は手を滑らせて彼の太ももを愛撫する。視線が絡み合うと、彼は再び私の上に覆いかぶさってきた。間もなく、彼のものが私に触れるのを感じた。先端が、濡れた入り口を掠める。

体が軽く震えた。絶頂の余韻がまだ残っている。でも、それで何かが変わるわけじゃない。私はまだ彼を求めていた……ううん、彼が必要だった。

カイランが、真剣な眼差しで私を見下ろす。「今度は我慢する...

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