第153話独立したい

「アデライン?」ロナルドは信じられないといった様子だった。まさかアデラインが、一緒に帰ることを拒むとは。

アデラインは一歩下がった。「ロナルド、私はあなたの恋人であると同時に、この会社の社員でもあるの。私のためにこんな特別扱いはしないでほしいわ」

「それに、私のお給料は決して安くないし、私にだって自分の交友関係や友達がいる。仕事中も、仕事が終わった後も、ずっとあなたのそばに付きっきりでいることなんてできないのよ」

「それにね、私の夢は素晴らしいジュエリーデザイナーになること。みんなに愛される、時を超えて輝く作品を作りたいの。誰かの二十四時間専属秘書になりたいわけじゃないわ」

「あなたと...

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