第165章クルスが公開されました

室内は一瞬静まり返り、やがて熱を帯びたどよめきが沸き起こった。

「スミスさんが一位? 彼女、本当にこの技術を知っているの?」

「信じられない、彼女のデザイン、ティーシーのものにそっくりじゃない! ティーシーにもこんなシリーズがあったわよね?」

「スミスさんのデザインは第一回戦から見事だったよ。彼女、デザインの勉強をしていたはずだよね?」

大半の者がアデラインのデザインの才能を認めていた。たとえ作風が似ていようとも、その技巧と表現力は彼女独自のものだったからだ。

「いいえ、こんなの無効よ!」アイリーンが唸るように言った。「クルスは最新のデザインを使わなかったの。アデラインが惨めな負け方...

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