第179章給与の削減

深夜まで残業が続き、アデラインはシャーリーの要求通りにオフィスの掃除を終えると、ようやく資料の整理に取り掛かった。

帰国したばかりの彼女は、社内の様々なプロジェクトの現状を把握しきれておらず、分類作業に悪戦苦闘していた。

幸い、オパールとテイトが自分たちの仕事を片付けた後も残って手伝ってくれたおかげで、十一時前にはすべてを終わらせることができた。

一方、シャーリー本人は「明日の朝、進捗を確認しに来る」と言い残し、とっくに帰宅していた。

アデラインが疲れ果てた体を引きずって寮に戻ると、ちょうどケイトも研究室での実験を終えて帰ってきたところだった。

「あなたの会社って、いつもそんなに忙し...

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