第40話宝を見つけた

アデラインは周到に準備を整え、事前にパワーポイントのプレゼン資料を作成していた。ジュエリーデザインの経歴と彼女独自の視点を盛り込んだ内容は聴衆に深い感銘を与え、彼らは終始納得したように頷いていた。

彼女がナンシーの孫娘だと知ったラルフは、すっかり彼女に好感を抱いていた。

アデラインがプレゼンを終えると、彼が真っ先に拍手を送った。「ナンシーの家庭内教育は素晴らしいようだな。ウィリアムズ氏、君はここで宝を掘り当てたというわけだ」

「ええ、間違いありません」ロナルドは微笑みながら答えた。

そばに立っていたエレインの顔は、笑顔のままほとんど固まっていた。誰かがアデラインを褒めると、この気難しい...

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