チャプター100

私の車はバーの駐車場に置いてきたので、彼女の車で公園まで来た。車を降りた瞬間、目の前に広がる光景に、私はもう、うきうきしてしまった。

彼女の身の上話は悲しいものだったけれど、とても勇気づけられるものだった。だから、ここに着く頃には、彼女が自身のジュリアンについて語ってくれたときの沈んだ気分とは裏腹に、私たちは高揚した気持ちになっていた。

彼が彼女の輝きを奪い、絶えず自己不信に陥らせていたなんて、なんて悲しいことだろう。

でも、私の中の何かが、たとえここで成し遂げられるのがそれだけだったとしても、その輝きを取り戻してやろうと固く決意していた。もしかしたら、そもそも私がここに来たのはそのため...