第百十八章

前回と同じように、あたしは一晩中リードを寝かせておいて、自分は何度も大きな氷風呂に浸かった。

ある時点から本気で辛くなってきたけど、あたしを抱いてもらうためだけに彼を起こすなんて、とてもじゃないけどできなかった。

彼は前日に使った強制術のせいですでに疲れ切っていたし、パイロットを含む、あたしたちと一緒に来た三人の男たちにもう一度それをかけなければならなかったから。

そんなあたしの気遣いの結果、妊娠を防ぐ薬草を飲んだ後、熱はさらに増してしまった。

体が文字通り自分自身と戦っているようで、氷嚢がすごい速さでなくなっていった。

「一体いつになったら夜が明けるの、うう……」ローラがあたしがラ...

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