チャプター 262

「これで……」彼女はそう呟きながら、俺の敏感な肌を、噛み跡が塞がるまで舐めた。「最後の場所よ」

「これを愉しんでしまった俺は、異常かな?」俺は囁いた。彼女が俺の内側から解き放った暴力的な欲望を、まだなんとか制御しようと必死だった。

「この期に及んで、私があなたのすること全部好きだって、もう分かってるでしょ。あなたが望むならいつでも噛んであげる。私の牙にうんざりするくらいにね」彼女はクスクス笑いながら、貫通させないように、普通の歯で何度も俺の肩を甘噛みした。

俺は笑いながら身を起こし、彼女を腕の中に引き寄せて、まるで赤ん坊のように抱きしめた。

「よくできたな」俺は囁き、彼女のふっくらとして、存分...

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