第163章

男の服をやたらに脱がせるなと説教したばかりなのに、もうキスしてきたのか?

礼儀知らずなお転婆娘に続きの説教を食らわせようとした少年をよそに、彼女はベッドから飛び降りた。

「お兄ちゃん、待っててね」

そう言い残すと、少女は振り返りもせずに駆け出していった。

しばらくして、彼女は白粥の入ったお椀を運んできて、ベッド脇の小さな棚に置いた。

「お兄ちゃん、病気の時は消化にいいものを食べると早く治るって、おばあちゃんが言ってたの。家にはお米しかないから、白粥を作ってあげたよ」

立ち上る豊かな米の香りが少年の食欲をそそる。一気に平らげると、体中がずっと楽になった気がした。

少女は、自分がこ...

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