第90章

佐藤悟は松本絵里をベッドに押し倒した。

彼は彼女のくびれた腰を強く抱き寄せ、激しく突き上げながら耳朶を甘噛みし、低く掠れた声で誘惑する。「絵里、言ってみろ。お前は誰のものだ?」

「あ……あなたの……ぁ……」佐藤悟の衝撃に、松本絵里の声は切れ切れになる。

全身が溶けるように力が入らず、彼女にはもう抵抗する術など残されていなかった。

「俺は誰だ? 絵里、言え。俺は誰だ?」佐藤悟は執拗に問いかける。

「あ……あなた……」松本絵里の頭の中は真っ白になり、佐藤悟に導かれるまま、彼が欲する答えを口にする。

「『あなた』って誰だ? 絵里、お前の夫は誰だ? 絵里、名前を呼べ。俺の名前を……」

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