第409章 彼に相手を紹介したい

ディナは微笑みながら尋ねた。

「鈴木さん、いかがでしょうか? ご満足いただけましたか」

鈴木晶が満足していることは、わざわざ答えを聞くまでもない。彼のその目を見れば一目瞭然だった。

案の定、鈴木晶は深く頷き、感嘆の声を漏らした。

「ああ、美しい。春の桃のごとく艶やかにして、秋の菊のごとく気高し、だな」

「鈴木さんにこれほどの文才がおありだとは存じませんでした。田中さん、本当に幸せ者ですね」

ディナは羨ましそうに田中唯へ視線を向けた。

田中唯に表情の変化は乏しく、ただ静かに伏し目がちにして何も答えない。

しかし、その菊のように清らかな佇まいこそ、まさに『秋の菊のごとく気高し』と...

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