第420章 巡り巡ってやはり彼

鈴木理子は小池家へ行って小池蒼と顔を合わせたくないらしく、代わりに「知夏が学校で留守の時間に帰ってきて」と要求してきた。

小池朝陽が小池家で伯父たちと相談したところ、二人は今にも憤死しそうな勢いだった。

「どれだけ確執があったとしても、あの二人は二十年以上も夫婦だったんだぞ。病身の蒼に、わざわざ家から戻ってこいって? どれほどご立派な身分なんだ。自分で来て蒼の顔を見ることもできないのか」

「返事を出せ。戻らないってな。蒼に会いたいなら、理子が自分で来い。道が分からないわけでもないだろう。まだ離婚してない、うちの嫁なんだ。来るべきなのは向こうだ」

「伯父さんたち」朝陽は言葉を選びながら...

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