第39章

橋本美波は恐怖で顔面蒼白になり、リビングに駆け込んで泣き叫んだ。

「お祖父様! もうやめてください! お願いです、洸人さんは反省してますから!」

だが、山口誠司は見向きもしない。

「この女を抑えろ」

使用人たちが上前し、橋本美波を取り押さえる。

鞭は容赦なく振り下ろされた。

山口洸人の背中は瞬く間に裂け、砕けた衣服の隙間から鮮血が滴り落ち、床に暗い赤色の染みを作っていく。

彼は拳を固く握りしめ、痛みを感じていないかのように耐えていた。

三十回の鞭打ちがついに終わる。

山口洸人の背中には、もはや完治している皮膚など一寸たりとも残っていない。

それでも彼は強引に体を支え、ゆっ...

ログインして続きを読む