第15章

夏目南は、AIバイオニックロボットのコンテストに文字どおり心血を注いでいた。公平に見ても、星辰グループ開発部の技術水準は周防グループより一段上だ。中核メンバーも若く、勢いがある。

夏目南が星辰グループに入った当初、チームの面々は正直、彼女を半人前扱いしていた。だが、全身の軽量合金を炭素繊維素材に置き換えられる、と彼女が口にした瞬間、その目つきが変わった。さらに、メイン制御チップそのものをAIブレインに置き換える案まで出した時点で、チーム内の異論はきれいに消えた。

手元のデータに目を落としながら、夏目南の胸中にはすでに確信があった。

この三年、所属は営業部だった。けれど毎晩マンションへ戻...

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