第43章

朝日知也は、結局、高市明里を会社へ連れてきた。

「みんなに紹介する。こちらはMIT帰りの機械工学博士、しかもMITの名誉リストでも特許発明の件数が最多の高市明里さんだ。本日より正式に星辰グループの研究開発部に加わる。歓迎してやってくれ」

高市明里はまったく気後れする様子もなく、全員へにこやかに頭を下げた。

「はじめまして、高市明里です。星辰グループで自分の力をきちんと形にしていけたらと思っています。これからよろしくお願いします」

夏目南は笑顔で拍手した。

高市明里が来てくれたのは、あまりにも絶妙なタイミングだった。さっきまで到底間に合わないかもしれないと思っていた仕事が、一気に現実...

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