第33章 彼女の後ろ盾となる

無数の批判が、雪のように降り注いでいた。

その頃、水上伊鶴は芹沢家で夕食を取っていた。

芹沢逸樹はちらりと時間を確認すると、弾んだ声で言った。

「あと5分で俺の新ドラマ始まるんだよ。ほら、見せてやる」

気軽な手つきでテレビをつける。

ところが映し出されたのは芸能ニュースで、次の瞬間、画面いっぱいに大きなテロップが躍った。

【芹沢家に新たに戻ってきた令嬢、実は過去にいじめをしていた? 当時の同級生数名を直撃、その証言とは――】

芹沢逸樹は気まずそうに、すぐチャンネルを変えた。

【芹沢家の令嬢、育ての親への恩を忘れ、養父母を切り捨てようとしていたとの情報】

彼はさらにチャンネル...

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