第43章 いったい誰だ

翌日。

水上伊鶴は、わざわざ朝4時にアラームをセットした。

どうにかこうにかベッドから這い出し、目も開けきらないままスマホを探り当てると、芹沢おばあさんへ電話をかける。

そのころ病院では――

芹沢おばあさんが、まだベッドでぐっすり眠っていた。

そこへけたたましい着信音が鳴り響き、夢の底から無理やり引きずり上げられる。

今にも怒鳴りつけようとした、その瞬間。受話口の向こうから、水上伊鶴の気の抜けた声が流れてきた。

「おばあちゃん、私たちのことが恋しくて眠れないって言ってたでしょ? ちゃんと眠れてるか確認してあげようと思って。もしまだ起きてるなら、少しおしゃべりの相手になってあげて...

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