第214章 福田翔陽に恋したのか?

「長谷部先生に聞いたんだけど、午後の検査で問題なければ退院手続きしていいって」

 その言葉に、私の心は少しだけ弾んだ。

「萌香、この間はいろいろと迷惑かけちゃってごめんね」

「何言ってんの。私たち友達でしょ? 迷惑なわけないじゃん」

 私はただ微笑んで、何も答えなかった。

 また、福田翔陽が会いに来てくれた。

 彼は漫画を何冊か差し入れてくれる。

 退屈しないように、それからスマホばかり見ていると目に悪いから、放射線の心配がない紙の本なら安心だと言って。

「美玲、長谷部先生から聞いたよ。午後には退院できるんだってな。後で送っていくよ」

「お忙しいんじゃないですか? そこまで...

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