第310章 証言

石川萌香も車から飛び出してきて、山本宏樹を引き離そうとした。「山本宏樹、こんな風に無理やり連れ去るなんて犯罪よ!早く美玲を離しなさい!」

福田翔陽は険しい顔で山本宏樹を睨みつけた。「山本宏樹、少しは自重してください」

だが、山本宏樹にはまるで聞こえていないようだった。ただ私をきつく抱きしめ、すがるような口調で言った。「木村美玲、頼むから一緒に警察署へ来てくれ。勘違いだったって、警察に言ってくれないか?」

私は呆れて言葉も出なかった。「山本宏樹、頭でもおかしくなったの?警察の捜査を子供の遊びだとでも思っているの?勘違いだったで済むわけないでしょう」

山本宏樹の目に絶望の色がよぎった。「...

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