第337章 また山本宏樹が見つからない

手元にはちょうど、私がこれまで築き上げてきた人脈であるクライアントやリソースがいくつかある。

私が山本グループに留まる時間は、そう長くはないだろう。森本友紀は私の友人であり、最も信頼している存在だ。

彼女にそれだけの能力があるのなら、私の手持ちのリソースはすべて彼女に譲りたいと当然のように考えている。

この考えを打ち明けると、森本友紀はごくりと息を呑み、ひどく恐縮した様子を見せた。

「木村姉さん、私に、本当に務まるでしょうか。まだ単独でプロジェクトを回したこともありませんし……。もし失敗して、姉さんのご厚意を無駄にするだけでなく、会社に損害を与えてしまったらと思うと怖くて」

私は彼...

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