第20章 新たな発見

放課後のロールスロイスの車内は、空気が張りつめていた。

リアムは水のグラスを片手に、露骨に機嫌の悪い顔をしている。

本来なら、シェリーという六歳のバケモノが今日、財閥の若様たちに囲まれて泣かされ、中等部まで駆け込んで彼の脚にすがりつく――そういう筋書きだったはずだ。そこでリアムが上から嘲って、うまく手綱を握って、二度と自分の股間に妙なものを突っ込まないと約束させる。

ところが。

彼がソファで一日じゅう待っていたのは、マーカスの転げ込むような報告だけだった。

「今日……俺の名前、勝手に使ったんだって?」

リアムはサングラス越しに、シェリーを射抜くように見据える。

シェリーはキャラ...

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