第21章 脅す気か?

リアムの指に力がこもり、シェリーの顎が外れそうになる。

シェリーは容赦なく、相手の虎口に噛みついた。

「っ……!」

痛みにリアムが手を離す。シェリーはぜえぜえと息をつき、ソファの隅へ縮こまった。

「知るわけないでしょ。わたし、ワケイに通ってただけだもん。ソフィアがさ、毎日クラスで自慢してたの。『うちのお姉さまが~』って。あんな髪色してる家なんて、他にどこがあるの?」

リアムは疑わしげにシェリーを睨みつけた。

「余計なことは一言も喋るなよ」

リアムはその髪の毛をひったくるように奪い返し、隣の暖炉へ放り込む。火の中で、髪がくるりと縮れた。

「ママに知られたら――おまえと、その...

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