第39章 とても論理的だ

ブルックは椅子にもたれ、モニターに映るシェーン・シェイの証明写真を、目が潰れるほど睨みつけていた。

写真のシェーンは白衣を着ている。視線は、死んだ魚みたいに濁りも温度もない。

前世で、ブルックとシェーンは友人――と言っていい距離にいた。

正確には、ワケイ国際で数少ない「群れない側」の異物同士だった。

前世のシェーンは、筋金入りのマッドサイエンティスト。

妹などいない。

シェイ家にシェリーという存在自体が、そもそもなかった。

シェーンは毎日、授業以外の時間をまるごと廃棄された地下の化学実験室に沈めていた。

ブルックが初めてシェーンに遭遇したのは、誰もいない場所で煙草を吸いたかっ...

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