第64章

もう、聞いていられなかった。

そんな独りよがりの一人芝居、観客として付き合う気力すらない。

私はそのまま通話を切った。

しばらくもしないうちに、林原静流からメッセージが飛んできた。リンクが一つ、それに短い文が添えられている。

【あんたんとこの男、動くの早すぎでしょ!】

リンクを開くと、出てきたのは地元警察の公式発表だった。

内容は簡潔そのものだった。星耀伝媒の記者・薄田が、事実の捏造および名誉毀損の疑いで、社会的に重大な悪影響を及ぼしたとして、法に基づき出頭を求められ、事情聴取を受けている――そんな趣旨だった。

添えられた写真には、星耀伝媒のビルから二人の警官に挟まれて連れ出さ...

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