第45章

「どうしよう……。あの人が見つからないと、傷跡を消す薬が手に入らないわ」

優希が顔を曇らせていると、傍らの美春が落胆した声で尋ねた。

「お母様、もう希望はないの? 私の傷跡、一生このまま治らないの?」

あの謎めいたお姉さんを見つけて新しい薬さえもらえれば、昔の傷跡も綺麗に消えると信じていたのだ。だが、事態はそう簡単には進まないらしい。期待に胸を膨らませていた幼い顔が沈み込むのを見て、優希は胸を痛めた。

「そんなことはない。美春、心配いらないよ。おじさんが別の方法を考えてあげるから」

「少なくとも、ターゲットは絞り込めている。相手はここから五キロ圏内にいる、帝都高校の生徒だ」

「最...

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