第18章 酒で憂さを晴らす

宮崎健は、心臓を鷲づかみにされたような痛みに、息さえうまく吸えなくなった。

彼は大股で歩み寄ると、工藤花恋のもう片方の手をぎゅっと握った。眼差しは、強いというより、ほとんど痛々しいほどに頑なだった。

「花恋、よく聞け」

「勝手に終わりだなんて決めるな」

「法の上でお前のために正義を取り戻せるなら、医者としてだって、必ずお前の命を引っ張り戻してみせる」

「骨髄バンクで見つからないなら、世界中を探せばいい! きっと方法はある!」

「お前の命は、お前ひとりのものじゃない。俺たちみんなのものでもあるんだ」

「――三浦央士を悔しがらせるためだけでもいい。だから、生きろ」

その名を耳にし...

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