第36章 いたずらにすぎない

そのときの三浦央士は頭の中がぐちゃぐちゃで、本当に岡田明菜と「してはいけないこと」をしてしまったのだと、思い込んでいた。

だが、あとになって冷静になれば分かる。

自分が彼女と寝るはずがない。

あの夜は泥酔して、まともに歩くことすらできなかった。

そんな状態で、どうやって岡田明菜とベッドを共にするというのか。

――それなのに。

工藤花恋が、その写真を持っていた。

「……その写真、どこで手に入れた」

三浦央士の顔色が沈み、低い声が鋭くなった。

「なに? 知らないの? 私がどうして持ってるか、分からないとでも?」

工藤花恋は吐き捨てるように言う。

「三浦央士。自分を騙すの、や...

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