第131章 なぜいつも強気なのか

葉山立夏(はやまりっか)の痙攣は治まったが、激しい催吐処置と胃洗浄によって、ただでさえ弱り切っていた身体は完全に消耗し尽くしていた。

ベッドに横たわる彼女の顔色は、透明に近いほど蒼白だ。

医師が額の冷や汗を拭い、ようやく安堵の息を吐こうとしたその時、西園寺京夜(さいおんじきょうや)が扉を押し開けて入ってきた。

その漆黒の瞳には、嵐の気配が渦巻いている。

医師は心臓が止まるかと思い、危うくその場で卒倒しかけた。

西園寺京夜が放つ威圧感は、先ほどにも増して凄まじいものだった。

彼は迷いなくベッドへ歩み寄る。生気を失った女を見下ろす眼差しは、氷のように冷たく凝固していく。

先ほどの心...

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