第151章 命は自分で勝ち取る

「それで?」

 西園寺京夜は冷ややかに鼻を鳴らした。

「それでって何よ! 死んでやるわ!」

 西園寺百合子はヒステリックに喚き散らした。

「西園寺家の屋上から飛び降りてやる! 実の親を自殺に追い込んだという汚名を、一生背負わせてやるから!」

 受話器の向こうから、ガシャン、バリンと何かが叩きつけられる音が響く。

 西園寺京夜は数秒間、沈黙した。

 電話の向こうの西園寺百合子は、自分の脅しが効果を発揮したと思い込み、さらに声を張り上げて泣き叫んだ。

「聞いてるの!? 冗談じゃないのよ! 今日中に承諾しないなら、私は今すぐ……」

「なら、死ね」

 西園寺京夜は平然と言い放つと...

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