第181章

立花のお婆様が、鬼の形相で部屋に入ってきた。

私を見るなり瞳を翳らせ、不機嫌さを隠そうともせずに立花のお爺様を睨みつける。

「あなた、一体どっちの祖父なんですか? どうして部外者の肩を持って、可愛い孫をいじめるような真似をするの! あの子が心を閉ざしてしまってもいいんですか!」

お爺様は冷ややかな視線を返した。

「わしがこれまであいつを甘やかしすぎたから、あいつは過ちを犯し続けているんだ」

「謙一だけのせいなわけないでしょう!」

お婆様は譲らない。

「忘れたの? 三年前、あの子は殺されかけたのよ。もし周防春香がいなかったら、私たちはもうあの子に会えなかったかもしれないのよ!」

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