第177章 密着は馴れ合いになった

遥人の口角が上がっていた。

彼はふと沖田に目を向けた。「静香から電話はあったか?」

「ありました」沖田は言った。「着いたら、無事だと連絡が来ました」

「それで、今後はどうするつもりだ?」

「彼女次第です。彼女が離婚したいと言うなら、協力します」

遥人は車窓の外に目をやった。「彼女は家庭を渇望している」

沖田はそれを知っていた。

ただ、もし静香が離婚を望むなら、彼は無理強いはしないだろう。

家に帰ると、遥人は玄関に入るなり、莉緒がソファーに突っ伏してスマホをいじっているのを見かけた。

彼は上着を脱ぎながら言った。「ラーメン作ってやる」

「ありがとう」莉緒はちょうど静香とL...

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