第223章 私はあなたの好きなタイプですか

 白石綾子の言葉に、鈴木莉緒は午後中ずっと頭の皮が引きつる思いだった。

 彼女のあの言葉が、何気ないものだったのか、それとも意図的なものだったのか、莉緒には分からなかった。

 今夜、森遥人から声はかからなかった。

 鈴木莉緒もすぐには家に帰らず、少し息抜きをしたい気分だった。

 認めざるを得ないが、今日白石綾子に言われた言葉で、彼女の神経は張り詰めていた。

 白石綾子が一体何を言いたかったのか、分からない。

 本気で突き詰めれば、確かにその責任は自分の母親にまで及ぶことになる。

「久しぶりじゃないか。今日はどうして時間ができたんだ?」笹川久志は鈴木莉緒を見つけると、挨拶しにやって...

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