第331章 痛いか?死ぬほど痛い

白石綾子の腕の中で、猫はとてもおとなしくしていた。お腹が呼吸に合わせて膨らんだり凹んだりしていなければ、ついさっき目を開けたところを見ていても、ぬいぐるみの猫だと思ったかもしれない。

鈴木莉緒は、動物が好きだった。

「この前、周防尽に脅された時、送られてきたのがこういう猫だったわ。猫は可愛いけど、死に様は悲惨だった」

鈴木莉緒は猫を凝視しながら、視界の端で白石綾子の様子を窺う。

猫を撫でていた白石綾子の手が、一瞬強張った。

「莉緒さん、ごめんなさい」

鈴木莉緒は笑みを浮かべる。

「なんでまた謝るの。あなたに関係ないことよ、謝る必要なんてないわ。それに、周防尽はもう無期懲役になった...

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