第384章 電気を消す?

正月八日。森遥人は「御園」に席を設け、皆を食事に招いた。

集まったのは、気心の知れた身内のような人間ばかりだ。

浅野静香は気が進まなかったが、沖田譲の顔を立てて参加することにした。

藤堂由依と森遥人が仲睦まじく寄り添う姿など、見たくもなかったからだ。

だが、いざ行ってみると、森遥人の傍らに藤堂由依の姿はなかった。

「男連中の集まりでしょ。私がいたんじゃ邪魔じゃない?」

紅一点の浅野静香は、どうにも居心地が悪かった。

「せっかく来たんだ」加賀信也が口を挟む。「飯ぐらい食っていけよ」

正直なところ、浅野静香に食欲など湧くはずもなかった。

そこへ森遥人が入ってきた。コートを脱ぎ、身...

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