第257章

「奈菜ともずいぶんご飯に行ってないし、いっそ奈菜も誘ってさ、二人であたしの助手をしてよ」

 愛美がすでに段取りを整えているのを知って、私は機嫌を損ねたくないと思い言葉を返した。

「本当は愛美とこっそり二人で、と思ってたんだけど。愛美が会いたいなら連絡してみるわ」

「もし奈菜が空いてたら、明日三人でどう?」

 愛美は嬉しそうに承諾した。

 電話を切った後も、私はまだ少し不思議な感覚に包まれていた。

 物事が、あまりにも順調すぎる。

 けれど、その順調さが私の胸をチクリと痛ませた。

 私の電話を受けて愛美は明らかに喜んでいた。

 それは、愛美が心の底から私という友人を気にかけて...

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